気ままに興味あることを綴るだけ

10月29日 読んだ本
松岡圭祐「水鏡推理4 アノマリー」
湊かなえ「告白」
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最近読んだ本
最近読んだ本。タイトルだけ。

松岡圭祐 「水鏡推理 〔3〕 パレイドリア・フェイス 」
松岡圭祐 「水鏡推理 〔6〕 クロノスタシス」

クライシス・ライン
今回もLifelineシリーズに関する雑記です。
タイトルは「クライシス・ライン」
第五弾にリリースされた作品ということもあり、これまでよりエピソードは長く、選択による分岐もバッドエンドに辿り着く可能性が非常に高いです。実際は他ゲームをより早く開始していたのですが、難易度や展開の難しさに圧倒されて途中で後回しとなっておりました。ちなみにエンディングの不明瞭さも一際なので、これから始める方は心して挑んでいただきたい物です。

さて、今回の主人公はアレックス。
不安定な家族環境により人を頼ることなく育ち、心の片隅で他人に不信を抱いている、そんな刑事が主人公です。
そして今回の「繋がり」のきっかけは「HELP TEXT」と名付けられたSNSです。
「困難が生じている人をあなたの助言で導いて下さい」と指示されるがままに繋がると、やはり今回も緊急事態からのスタートです。
話の序盤で状況が読めないのはいつもの事ながら、今回は選択を間違えると比較的早い段階で失敗します。まるで死亡することにより状況の危機感を説明しているかのレベルで唐突に話は終わります。
しかもシリーズを何作かプレイしている人間には慣れた存在となっている「あいつら」が早々と登場してこれまで以上の超常現象を引き起こすので、初見の人には何が何だか……状態な事でしょう。

また今回は、自宅のプールで死亡した弁護士を殺した犯人を探す展開で、主人公と共に現場で証拠を探したり聞き込み捜査を行うので推理モノ好きなら楽しめるであろう内容です。
しかし時々に挟まる緑の目の女との対決ばかりは超次元なのでなかなか戸惑いそうです。

感想として。
犯人捜しは比較的簡単、というか明らかに動機がありそうな人物が犯人なので、順当な話なのかなという印象。
これだけだと地味なゲームですが、やはり何といっても緑の目の女やらクリスタルの存在が破格違い。
中盤に現れる意味深な鳥も、折角手にしたアイテムも活用されずにエンドを迎えたので、おそらくそれは次回作に期待するべきところなのでしょうね。
それにしても緑のモノに操られた人間が次々姿を消す場面など、合理的な説明が欲しいと思いますが、シリーズが続けば奴らの手の内が徐々に解明されるのでしょうか。手を変え品を変えの対決もいいですが、いつか全面的な対決ゲームが欲しいところです。
やはり中途半端に展開が終わるとモヤモヤするので、Lifeline2のように人間側が勝利を収める話が個人的には好きですね。


機動戦士ガンダム00 1~6話
ガンダムシリーズといえば日本を代表するアニメの一つです。
お台場には巨大なガンダム像が建設され、ゴールデンタイムのアニメランキングでは高確率でシャアとアムロの名シーン・名台詞が放映されています。

けれども自分は今まで一切ガンダムと関わる事なく育った事もあり、知人に勧められるがままにガンダムファンクラブに加入(月額600円)したので、とりあえず可能な限り制覇したいと思い順番に見る事にしました。

前提として、ガンダムに関する知識はほぼゼロ。
登場人物は幾人かは聞いた事があっても機体については一切不明。

そんな所からスタートして、まずは知人に勧められた鉄血のオルフェンズを途中まで視聴し、ガンダム00も見ています。
初心者におすすめのシリーズ視聴順まとめも見掛けますが、本編シリーズから視聴すると途中で抜け出せなくなりそうな予感がするため、番外編のような作品から見る事にしました。

さて、最初に00を見た印象は、主人公勢の髪の色が非常にカラフル。
鉄血→00と入ったので、特に男性陣のイケメン率と小洒落たデザインが印象的です。
人間関係も1話の時点では誰と誰が接点あるのか把握できないほど、ドライな雰囲気が漂っています。ビームライフルも異様なほどにスパスパ切れる。
冒頭で主人公がまた戦争孤児であり、天使をモチーフとしたガンダムが状況を変えたようですが、主人公が幼少に武器を持ち戦争に参加するというのはガンダム世界のスタンダードなのでしょうか。
背中から光を放出するのかまたオシャレだという印象ですね。

正直1話の時点では何が何だか理解が出来ませんでしたが、2話の冒頭で世界観の説明が入るので何とか把握できました。
石油や石炭を含めた天然資源によるエネルギーが枯渇した未来。
人類は宇宙圏まで到達する宇宙エレベーターを建造し、太陽光発電により文明の維持に努めていた。
しかし地球の経済圏はアメリカを中心としたユニオン、ヨーロッパ圏が連合を組んだAEU、中国を中心とした人類革新連盟の3勢力に分かれ、それぞれが威信を掛けて延々と小競り合いを繰り返していた――というのが前提です。
鉄血では5つの経済圏に分かれていた気がしますし、ガンダム世界において世界が幾つかに分かれているのも共通展開なのでしょうか。

今回の舞台は地球。
セイロン島やアフリカや北アイルランド等、実際に民族対立が存在するが登場する辺りは親しみやすいと言えますが、未来の東京は完全に巨大ビル群の建ち並ぶごちゃごちゃとした風景。他の各国も同様の風景で国による差はほとんど見られませんね。
この辺りの設定は兄弟の契りや葬儀など日本の文化を上手い事取り入れた鉄血の方が好みです。

2話の時点では、武力介入により紛争を止めるという矛盾した行為に疑問しか生じませんでした。
作中キャラも述べるように戦争に対して武力で介入するのは新たな火種を生み出すだけですが――3話4話と話が進むにつれて、武力介入による強引な終結にも希望の光が見えてきます。おそらく誰もが信じられない決着だと思いますが、ここに来て主人公側の語る正義もありなのかもしれないと、見方が変わるのは間違いありません。

考えてみれば、鉄血の場合は主人公は仲間や「家族」を守るためにガンダムを駆使する非常に納得が行く設定でしたが、今回の刹那達は秘密裏に集まった組織で活動をするという、言ってみれば社会の裏側の存在なので、その辺りにも奇妙な感じがありました。今までガンダムを操縦するパイロットは社会の表側で生きる人間なのではないかと認識していたので、あまり好意的な目で主人公達を見ていられませんでした。

淡々と視聴して、面白いなと感じたのは3話で刹那がリア充カップルの隣の家に引っ越してくる場面です。
それまで簡素で互いに接点がない人間関係がようやくここに来て動き出した感があります。その直後の武力加入成功場面もなかなか印象深い物があります。
それと5話。
宇宙観光を楽しむリア充カップル(サジとルイス)が乗った宇宙ステーションが人革連の少尉の攻撃で宇宙空間に放り出されてしまい、そのままでは地球重力圏に捉えられて200人が死亡する緊急事態をソレスタルビーイング が救う場面です。長距離からの射撃や雲を切り裂くビームサーベルなど分かりやすく格好良いシーンが満載です。
残り時間僅かな中で圧倒的速度と威力のガンダムによる救助劇、そして人革連の指揮官との協力展開。
この指揮官は少尉の身を気遣ったり、作戦に関して疑問を抱いたりと中々の好キャラ。
少尉もナノマシンにより強化された人間とのことで今後の活躍が気になるキャラです。

そして4話に登場した大人しそうな黒髪ヒロインも気になるキャラです。
後にアザディスタン王国の第一王女と正体が発覚しますが、最初は王と同じ中華系キャラで姉妹かと思っていました。

6話は更なる急展開。
ソレスタルビーイング の指揮官であるスメラギとポニーテール男が同大学院での知り合いとの過去が発覚します。会話の最中で「あの事件」と何度も繰り返されている点から何処かでスメラギがガンダムマイスター達を率いている理由などが明かされそうです。更にモラリア共和国にて刹那と過去の師匠か、因縁のある人物が登場して段々と人間関係が密になっていきます。

ここまで視聴した時点で感想を述べるなら、ガンダムはシリーズではありながら作品により大幅に雰囲気が変わる事がよく分かりました。武力介入による平和が何処まで続くのかも気になりますが、主要キャラの過去にどんな事があったのか早く全容が知りたい所です。

「アマゾン と物流大戦争」 
角井亮一「アマゾン と物流大戦争」 を読了しました。

ここ最近TVでは電通の事件に始まり、教員たちの過酷な労働環境、物流業界における人手不足と過剰労働、あるいは非正規雇用による少子化やら貧困問題など、とにかく働き方について報じない日はありません。
自分もリーマン・ショック絡みで就職や労働に関して散々苦労した側の人間なので、ここ数年の売り手市場や契約社員等の不安定な雇用の方々が正規雇用として採用されるニュースを聞く度に嬉しくなります。
介護や飲食やらブラック企業やその手の業界に関しても改善される日が来ることを望みます。

さて、そんな前書きはさて置いて、今回の話の中心はAmazonです。
今や世界企業ランキングでも10位以内には存在するグローバル企業のAmazon。
ほんの10年ほど前にはそこまで知名度が高くなかった企業ですが、もはや現在では店頭と価格を比較してスマホからAmazonを使ってその場で「ポチる」のもありふれた光景です。利用者も若者だけではなく、インターネット全般に対して懐疑的だった年配層にまで拡大している模様です。
(少し前には電車内でポケモンGOをプレイしている年配夫婦も見かけたので、車内でゲームを咎める親が大半だった時代から随分と社会は変化しましたね)

そんな訳で、この本のテーマはAmazonはいかにして現在の大規模な販売網を確立したかという点にあります。
著者はその理由を大きく一言で「ロジスティクス」の確立と述べています。

ちなみに「ロジスティクス」とは、聞き慣れない単語ですが、
元々の語源は、軍事装備の調達や補給、人員や物資の輸送などの後方支援活動を意味する「兵站」です。
物流業界では「企業の物流合理化手段」を指すそうです。

要するに、需要を予測して物の流れや在庫を管理し、円滑かつ低コストに輸送するなど最適化を図る事を指します。
そして一度強固に確立すれば、後から追従するのに相当な時間が掛かると言われる手法です。
こう述べられると確かにAmazonの現状と似ていますね。

また、著者はAmazonのロジスティクスを裏付ける理由として、
梱包とピッキングに関するアルゴリズムと、物流を効率化したが故の低コストでの運用の二点で話を進めています。
また出張法事サービスである「お坊さん便」や高級自動車に纏わる販売サービスなどの顧客中心主義の徹底も述べています。
正直に言えば、お坊さん便などのサービスは書籍中で調べて検索するまで目を疑う物でした。しかし中規模以上の田舎ならばともかく、お寺や教会等と縁がない人々にとってはありがたいサービスなのだろうとも思います。
ネット仏壇やロッカーに遺骨を収納する埋葬も時々取り上げられますし、信仰の有無とは違う次元でなるべくして成立した商売なのでしょう。

自分がAmazonを利用し始めたのは比較的最近でしたので、元々は本屋の延長として誕生したという記述にはなるほどという新鮮な驚きがありました。
本屋といえば書籍の販売価格は一律で、薄利多売の筆頭といっても差し支えない業界ですが、何故この分野において勝機を掴んだかという点で2点の説明があります。

まず生鮮食品と比較して、本という商品は長期間の保存に耐えられ、形態も大きな差はなくて保管や管理がしやすい事。
また売れ筋だけではなく、数多く揃うマイナーな商品こそが宝の山に化ける可能性を秘めていた事。
改めて聞けば納得が行く話ですが、よほどの大型書店でもなければマイナー書籍を店頭に並べておく事は困難ですので、幅広いジャンルの本が置けるAmazonが大勝利した理由も頷けますね、

ちなみに本を読んでいて興味深いと思った所を何点か。

○日本のEC(電子商取引)は諸外国と比較して非常に低く、数値にすれば4.75%しかない。
  逆に言えばかなりの伸びしろがあるそうです。

○ネット販売を大きく二つに分けると、テレビショッピングのような単品販売と、カタログ販売のような総合販売。
 単品販売ではアイテム数は10~200に収まるが、総合通販のアイテム数はは1000~1万ほど。

○日本では特売形式の販売が多いが、実はセールは非効率。
  何故ならば流通から工場まで全てが逼迫され、稼働率・入庫確認・保管・梱包・出荷等の作業が滞りやすい。
  そもそも売り上げ予想が付けづらい。

この辺りですね。
Amazonの奥深い所はさておき、物流業界や戦略を読む面ではかなり面白い書籍でした。
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